
退職後のライフプランを考える筆者
会社はストレスの玉手箱や〜
(彦麻呂ボイス)
今日は大雨の中、残業を終えて家路につきました。
心なしか、電車も空いている様な気がします。
とはいえ仕事の量が台風によって減るわけではないので、週明けにはまた終わらない仕事に絶望している姿が目に浮かびます。
感情が管理されるとき
仕事のストレスとは、いくつになっても慣れないものです。
事務作業はまだしも、顧客からの無理難題、本社と現場の板挟み、上司からのプレッシャー、気が合わないが仕事のできる同僚といった人間関係にまつわるストレスに強い苦痛を感じます。
筆者が天性の陰キャラであることを差し引いても、現代社会の感情表現はヒト本来のものとはかけ離れているような気がします。
つまり、ヒトが感情を表現するのは、相手に自分の気持ちを伝えることでコミュニケーションを図るための手段だったはずです。
そのようにして何万年も遺伝子を引き継いだ結果、ホモ・サピエンスは悲しいときには泣き、嬉しいときには笑うように作られています。
しかし、なぜか我々現代人は子供の頃から悲しい事があっても平気な顔をしているのが美徳であるようにしつけられます。
職場では上司や顧客に対して、本当の気持ちを隠して愛想笑いしなければなりません。
そうしなければ「嫌なヤツ」というレッテルを貼られ、集団から追い出されます。
氷河期時代のマンモスうれピー(死語)
しかし、わたしたちのご先祖は氷河の上でマンモスを追いかけていた頃から、上司に愛想笑いしていたのでしょうか?
部族のリーダーがつまらない冗談(「ただいマンモス」とか?🤣)を言ったときにみんなで追従笑いしていたのでしょうか?
筆者にはわかりませんが、もしそうだとするなら現代人ももっとストレスなく愛想笑いできるように進化していても良いような気がします。
商品化される感情
ストレスの原因を探るため、アーリー・ホックシールドという学者の書いた感情労働についての本を読んだことがあります。
本の中には、現代の労働が肉体労働、頭脳労働に続く第三の労働である感情労働に浸食されていくという記述がありました。
近所のコンビニに行けば、プレミアムロールケーキ🧁を買うだけの貧民である筆者に対して、若い店員さんがまるでホテルスタッフのように丁寧な接客をしてくれます。
伝統的な肉体労働とされている農林水産業や建設業においても、今や対人折衝とお客様ファーストの姿勢が求められていることは、実際に働いている方はご存知でしょう。
もしかすると普通の人間には初対面の通行人に笑顔でチラシ配りをしたり、アポなし営業電話をかけることくらい朝飯前なのかもしれません。
しかし筆者は歯医者に予約の電話を入れるだけでも若干緊張する根暗なので、無理して明るく振る舞うことに強い苦痛を感じます。
おわりに 突然降る夕立
孤独な少女が音楽を通じて世界と関わっていく「ぼっち・ざ・ろっく」というアニメがあります。
筆者はこのアニメにはまり込んだ結果、アニメを全話視聴するだけでは足りず原作の漫画の単行本を全巻購入し、さらに単行本になっていない話も最新話まで全て読んでしまいました。
この作品の素晴らしいところは主人公が暗い性格をほとんど変えないままに他人と関わる部分にあると思いますが、語り始めると記事が終わらなくなってしまうので自重します。
ともかく、筆者は美少女でも音楽の才能があるわけでもない一般中年男性ですから、この身一つで世知辛い社会を生きていかなければなりません。
それにしてもこんな大雨の日に命の危険を感じることなく、クーラーの効いた部屋でロールケーキを食べながらPCをカタカタできるとは、本当に恵まれた時代と国に生まれた(労働を除く)ものです。
現代日本に生まれた奇跡に感謝を捧げつつ、今日は早めに寝ることにします。
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