
今日は祝日、貴重な3連休もおしまいです。
しかしこの3連休は一度も休日出勤しませんでした。
3日連続休みだと、労働で疲れ切っていた体が本来の機能を取り戻しつつあるのを感じます。
以前「退職は健康にいい」というネットニュースが話題になっていましたが、自分の経験から言ってもこれは真実です。
労働は適度であれば健康にいいかもしれませんが、過剰になると明らかに健康を破壊します。
問題は労働量をなかなか自分の意志でコントロールできないという点にあります。
時間があったので今日は散歩してから喫茶店で優雅にコーヒーを飲み、音楽を聴きながら読書をして、しかもブログまで書いています。
何と素晴らしく、充実した休日でしょうか。
時間に余裕があるので健康に気を遣う余裕もでき、先ほど「あすけん」という食事管理アプリで過去最高得点となる75点を獲得しました。
いつも不健康な食事をして、48点とかしかとれないのでこれは画期的なことです。
そういえば最近少しやせてきた気がします。
前はあきらかにおなか周りが大きく、小トトロ🧸みたいな感じだったのですが、だんだんもとのエヴァンゲリオンみたいな体形に戻ってきました。
あと標準体重まで3キロくらいあるので、このまま油断せずに減量していきたいです。
「ふつう」への執着
3連休を満喫していたところ、何かやるべきことがほかにあったなと思ったのですが、
よく考えたら婚活中だったことを忘れていました。
ちょっと婚活のまねごとをしてみたところ、さすがに今から筆者が結婚するのは無理があるというのが正直なところです。
実家の両親には申し訳ないのですが、筆者で末代ということにさせていただこうと思います。
というか、婚活をしていて気づいたのですが、
筆者は別に結婚したいわけではなかったようです。
読者👨🦰「いや結婚したくないのになんで婚活したんだよ」
しかし、言っていることとやっていることが違うというのは人間あるあるです。
筆者の場合、結婚したかったのではなく、「既婚者」という社会的ステータスを得ることで、自分がどこかまともな人間であるという実感を得たかった、
そして親兄弟に対する負い目のようなものを解消したかったような気がします。
筆者はもう子供のころから人づきあいが悪く、小学校の休み時間にクラスメイトがみんなでドッジボールに興じている間、
ひとり校庭の隅でダンゴムシ🐞を裏返して遊んでいるような人間でしたから、自分が「ふつう」の人間ではないという認識をずっと抱いてきました。
しかし社会に出て幾年月、幸運にも今の会社では比較的(※1)長く勤めることができ、資産形成も順調で、
もしかしたら自分が社会に適応できるのではないかという淡い期待のようなものを抱いていたようです。
そのため、結婚というわかりやすいステータスを得ることで、自分は劣った人間ではないんだ、
すこし人づきあいが苦手で、こだわりが強いだけで、まあ大きいくくりでは「ふつう」の人間なんだというしるしが欲しかったのかもしれません。
恋愛とは異なり、婚活は就職活動と同じく条件のすり合わせです。
数字だけで見れば、筆者の「商品」としての価値は低くはないでしょう。
大量の残業により同年代の男性より明らかに所得は高く、謎にひょろひょろしているので身長も高い。勉強だけは人並みにできたため、学歴も平均よりは高い。おまけにずっと独り暮らしのため、料理も掃除も、資源ごみの分別もできる。
実際、婚活中も筆者が望めば交際(※2)にいきつく場面は何度かありました。
なんとなく、クリスタル
しかし、いざおつきあいをする段階になって、筆者が抱いた感想は
「これはどう考えてもムリ」
でした。
まず、利害関係のある相手とコミュニケーションするという作業が筆者にとっては大仕事です。
筆者の意志とは関係なく自己検閲モードが発動し、常に相手の機嫌をうかがい、なにか失言をしていないか、相手は楽しんでくれているかということばかり気にして、
会話がデートというよりもはや接待になってしまうのです。
次に、わかっていたことですが結婚をすれば容易に仕事を辞められなくなります。
結婚相談所に男性が登録するためには、「定職についていること」が必須で、年収も明らかにしたうえで、源泉徴収票で証明しなければなりません。
当然将来も働き続けますよという前提で婚活をしているわけです。
ということは、仮に結婚相談所で知り合って結婚してから、
「実は・・・セミリタイアって知ってる?😁」
などと言おうものなら間違いなく大惨事、最悪奥様に埋められる可能性すらあります。
個人的にはこどもがいなければ無職でもいいのではと思いますが、
もし小さいこどもがいたら、いくらなんでも貧乏リタイアというわけにはいかないでしょう。
筆者には子育ての経験がないのでわからないのですが、いろいろな経験談や本で調べると、こどもを大学まで卒業させるには、
少なくとも一人あたり2000万~高ければ4000万円ほどかかるようです。
これは22年間の総額ですから、
数字の上では各種の子育て支援や奨学金を活用できるなら、資産3000万円×運用利回り4%×22年=2640万円となり、
あとは自分の生活費だけアルバイトで稼げば、奥様の稼ぎを当てにしなくても元本を減らさずに子育て費用をまかない、
老後費用込みでいけるような気もしますが、さすがにこれは危険☢️すぎます。机上の空論でしょう。

おわりに 気が楽になりました
結婚をあきらめれば、ずいぶん気が楽になります。
あとは年金受給までのらりくらりと乗り切ればいいのですから、なんとか警察👮や行政のお世話にならずに一生を全うできそうな気がしてきました。
それでなくとも体の不調、両親の老い、などなど人生には片付けないといけない問題が多すぎます。
明日の労働に備えて、今日はもうインターネットを見るのはやめて早めに寝ようと思います。
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※1 筆者のようなジョブ・ホッパーにとって「比較的」というのは、3か月とか半年ではない、という意味です。
※2 結婚相談所では、まずお見合いをして気があった場合「仮交際」という状態になり、その後うまくいけば「本交際」→めでたくゴールイン、という流れになります。ここでいう「交際」とはこの「仮交際」のことです。
※3 まずいないと思いますが、婚活の情報を求めてこのブログを読んだ方のために、婚活と資産額の関係について、あまり公にならないことを書き残しておきます。
まず、婚活において公表する必要があるのは「年収」で、「資産」は公表してもしなくてもかまわないところが多いようです。
筆者は資産額については公表していませんでした。
資産形成をする方は「年収より資産の方が重要なのでは?」と思われるかもしれませんが、大前提としてほとんどの社会人は30代とか40代でリタイアなどしません。
そして、今でも特に大企業の正社員や公務員の年収はなかなか下がりません。
つまり、年収×定年までの年齢で、おおよその生涯収入がわかります。
そして民法上夫婦には相互扶助義務があり、わかりやすくいえば夫婦の収入は(たとえ方働きであっても)2人の収入であり、生活水準も2人一緒にする必要があります。
結婚後の資産も、夫婦の共有財産となります。
加えて、仮に離婚となった場合でも、離婚が成立するまでは婚姻費用の支払い義務があり、これは収入の多い方が少ない方に払う必要があります。
意外かもしれませんが、日本の法律では好き勝手に離婚することは認められておらず、離婚が成立するためには一定の要件を満たさなければなりません。
そのため、離婚まで数年単位でかかることもあり、その間婚姻費用は発生し続けます。
もちろん子供の養育費も、所得の高い方の収入を基準に決まります。
そのため、特に所得の低い方にとっては、結婚相手の所得がいくらなのかというのはとても重要です。
一方、資産についても結婚した後に築いた資産は二人の資産になるのですが、結婚前の資産については判例上特有財産、つまり夫婦どちらか一人の財産となることが多いようです。
ということは、極端な話、結婚相手の資産が1000万だろうと、1億だろうと、そのお金はあくまで配偶者のものであり、一銭も自分のものにはなりません。
その資産を自分に使ってくれるかは、相手の甲斐性次第ということになります。
相続や事業ではなく、節約と投資で資産を築いた人というのは要するにケチということですから、財布のひもが固い傾向にあります。
さらに特有財産は財産分与の対象になりませんから、離婚してもやはり1円も自分のものになりません。
相続が発生すれば配偶者の資産を受け継ぐことができますが、それは数十年後、お金のかかる時期が終わったあとの話で、しかも途中で離婚したら1円ももらえません。
要するに(あくまでお金の面だけでいうと)結婚相手にとって重要なのはキャッシュ・フロー(年収)であって、ストック(資産)は2の次なのです。
これが、婚活で資産より年収の方が重視される理由です。
もっとも、こんなひねくれた計算ばかりしている人間が結婚生活に向くはずがないというのも、そのとおりなのですが・・・