ハイドロポンプが当たらない

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非モテ男性と婚活

初対面の人と喫茶店で話す筆者

 

婚活で初対面の人と会話をしたため、疲れ果てました。

まず、初めてあった人と一時間も話すというのは相当な難事業です。

 

しかしコミュ障あるあるとして、初対面ならなんとか乗り切れることが多いです。

なぜなら、初めてあった人の会話というのはある程度パターン化されているからです。

本当に難しいのは、そこまで仲良くない人との2回目以降の会話です。

 

 

筆者「休日は何をされているんですか?」

相手「散歩とかですかね」

筆者「へえ、いいですね。どのあたりを散歩するんですか?」

相手「家の周りとか・・・」

筆者「へえ、そうなんですね」

相手「・・・・」

筆者「・・・・」

相手「・・・・」

筆者「・・・・」

 

 

 

😭😭😭

 

 

 

 

 

 

結婚圧力

 

30歳を過ぎたころから、「結婚して、子供を育てるべき」という規範がいまだに強いのを感じます。

もちろん、ほとんどの人は独身のひとを面と向かって批判するような発言はしません。

特に会社で、そんなことをして人間関係に波風を立てる意味は全くないからです。

せいぜい飲み会の場などで、「オレンジさん、まだ結婚しないの?」「うーん、いい出会いがあればですかね・・・」といった会話があるくらいです。

 

サラリーマンというのは、ある意味で学生時代と比べて守られている部分があります。

こどもは素直、悪く言えば残酷ですから、他人を平気で馬鹿にしたり、いじめたりします。

もちろん大人の世界でも陰湿な悪口やいじめはあるわけですが、学校と違い会社はお金を儲けるための共同体ですから、たとえ筆者のようなポンコツ社員であっても何らかの形で会社に貢献していることになります。

そのため、ほかの社員を無意味に攻撃すると、仕事がやりにくくなったり、その社員がメンタル不調になって人手が足りなくなったりと、自分が不利益を被ることになります。

そのため、多少変な人でも仕事さえしていれば共同体の一員として認められる会社のほうが、キモイやつとみなされれば徹底的にいじめ抜かれる学校よりも安全という側面は確かにあります。

 

 

ジェネレーションギャップ

 

結婚圧力を感じるのは、職場以外の、たとえば親類の集まりだったり、友人が次々と結婚していったりという場面が多いです。

結婚観については、既婚率が9割を超えていた時代の人と、既婚率が7割の若い世代では「結婚すべき」という意識が大きく異なります。

また、筆者の感覚ですがインターネットでのコミュニケーションが定着した世代、具体的にはゆとり世代後期~Z世代くらいの方は上の世代にくらべると人間関係の摩擦をできるだけ避けようとする傾向があります。

そのため、友人間であっても無干渉というか、「自分は自分、人は人」という意識が強いように思います。

まあ筆者の交友関係はかなり狭いので、世代の違いというより、筆者と似たような性格の友人が多いということもあるでしょうが・・・

しかし、同世代の知人がひとり、またひとりと結婚し、いつのまにか既婚者だらけになっている様子には、自分一人だけ高速道路を逆走しているような感覚になるのも事実です。

 

 

逆にほとんどの成人が結婚していた時代の人は、「結婚して一人前」という意識が強いように思います。

これはいいとか悪いとかでなく時代の違いであり、団塊世代くらいまでは、「結婚していない」というのは今の時代でいう「中卒で働く」くらいにはレアケースだったことを考えれば当然のことでしょう。

しかし、年長者からの「なぜ結婚しないのか」という質問に、どこか非難めいたニュアンスを感じるのは筆者だけではないはずです。

 

オレンジくんはまだ結婚しないの?最近は結婚しないひとも増えてるからな~😁まあ子供が欲しいなら早い方がいいよ」

 

くらいなら別になんともないですが、

 

「親に孫の顔を見せられないのは親不孝だと思わんのか?ああ?😡」

 

というニュアンスのことを面と向かって真顔で言われた日には、さすがの筆者も敵の強さに絶望してひざまずくベジータのように、

 

「もうだめだ・・・おしまいだぁ😭」

 

という気分になります。

 

 

 

独身者は親不孝ですか?

 

いったい、筆者がなにをしたというのでしょうか?

確かにいままでの人生で悪いことは何度かしましたが、警察のお世話になるようなことはしていません。

 

【筆者の悪行ランキング】

・横断歩道の赤信号を無視する

ビッグエコーに食べ物を持ち込む

・コンビニの商品を手前ではなく奥からとる

ポケモンカードを転売する

自動販売機の下に落ちている小銭をパクる

 

「なんで結婚しないの?」と言われても、

女性にもてないからです

としか言いようがありません。

もし筆者が体が丈夫で、年収が高く、イケメンで話も上手ければ今頃結婚して、2人くらいこどもがいたでしょう。

しかし現実には筆者はこどものころから体は弱く、スポーツは全くできず、表情筋が死にがちで、内気な性格であり、

しかも20代は労働と精神病で半分死んでいるような状態であり、婚活どころではありませんでした。

 

 

結婚という名の契約

 

まず大前提として、婚活というのは恋愛結婚とは違って基本的には条件婚、はっきり言ってしまえば経済的な取引ですから、株式市場と同じく「価格=要求スペック」を下げていけばどこかで「需要」と「供給」が一致し、「取引」が成立します。

しかし、そのようにして結婚したとして、その後の結婚生活がうまくいくとはとても思えません。

そもそも、筆者はなんのために結婚したいのでしょうか?

まさか、世間体のために数十年間好きでもない人と同居して養うつもりなのでしょうか?

明らかに、なにかが間違っているのではないでしょうか?

 

 

こどもが欲しいか?

 

たしかに、「子供が欲しい」というのはあります。

「なぜ子供が欲しいのか」という問いには、「ほしいから」としか言いようがありません。

ホモ・サピエンスに対して「子供が欲しい理由」を問うのは、「ご飯を食べる理由」を問うようなもので、それが本能だからとしか言えません。

生物学的には、地位もお金も、より優れた配偶者を手に入れるための手段でしかありません。

R・ドーキンス博士の言葉を借りるなら人は遺伝子の「乗り物」であり、そもそも人の体も感情も、行動も思考も、幸せになるためではなく遺伝子を受け継ぐために最適化されているからです。

たまに芸能人や政治家が不倫でキャリアを台無しにする事件がありますが、これは職業上はスキャンダルでも、遺伝子的には全く合理的な行動です。

なぜなら、地位とは繁殖のための手段であり、高い地位を利用してより繁殖価の高い異性との間に子供をつくることは、遺伝子の継承に役立つからです。

 

 

 

おわりに 非モテ男性の闇

 

婚活でお会いする方は、筆者にはもったいないほどしっかりした方で、YOUTUBEの婚活動画で出てくるような明らかにヤバいひとはいません。

むしろ一日1回しかLINEの返信をしない筆者の方が危険人物でしょう。

 

しかし、筆者と婚活市場での「価格」がつりあう女性は、すでに生物学的には出産の適齢期を過ぎています。

そのため、恋愛的な意味で筆者が相手の方を「好き」になることはおそらくないでしょう。

それ以前に、これはわたしの人生における闇のひとつですが、はたして自分が普通の成人男性が持つような、異性を好きになる能力や、性的欲求を持つのか、若干自信が持てません。

 

もちろんこれは相手の女性にも言えることです。

日本には福山雅治でも刀剣乱舞でも、あるいはうた☆プリでも、無条件の愛を向けてくれるイケメンがいくらでもいるのに、なにゆえ筆者のような死んだ魚の目をしたさえない中年男性と愛をはぐぐまなければならないのか。

結婚などせず、老後の備えとしてマンションでも購入して、かわいいワンちゃんをお迎えした方が幸せと考える人がいても当然でしょう。

 

筆者の考えでは、未婚率の上昇と少子化は異常ではなくヒトの性淘汰の正常なプロセスであり、むしろ同一種属の個体の9割が子孫を残すという状態の方が異常です。

類人猿の配偶関係と、オスとメスの体の大きさの関係を調べた研究があり、それによるとオスの体がメスに比べて大きいほど一夫多妻、逆にオスとメスの大きさが同じだと一夫一妻になるという関係が見られます。

やや政治的に危ない議論ですが、この関係がヒトにも当てはまるならば、ヒトの配偶関係はゆるやかな一夫多妻なのかもしれません。

 

俳優のレオナルド・ディカプリオ若い女性と付き合うのを好み、その恋人が20代後半になる→別れてまた20歳前後の女性に乗り換えるというループを4回くらい繰り返したのは有名な話です。

再婚男性×初婚女性の組み合わせにより、婚活市場で男性が余る現象は「時間差一夫多妻制」と呼ばれます。

小難しい言葉を使わずとも、チンギス・ハーンの時代からイーロン・マスク(子供の数14人😯)まで、富と権力を持つ、要するにモテる男性が事実上複数の妻を持っているのは大人なら誰でも知っていることです。

進化論でいえば筆者のような個体が遺伝子を残せず淘汰されるのは当然・・・と結論づけたところで、主観的に納得できるかというのはまた別の話になりそうです。

 

 

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