ハイドロポンプが当たらない

資産3000万円、生活費月7万円の貧乏リタイアを目指すブログです。

完全退職マニュアル

一日3回のペースで退職を考える筆者

 

今日もかわいい👹(かわいくはない)仕事たちがオフィスで私の帰りを待っていますが、鋼の意志で休日出勤を拒絶しました。

これ以上労働に人生を捧げたら、ほかのことをする時間とエネルギーがなくなってしまいます。

もはや社畜を通り越して、「労働 太郎」に改名してもおかしくないレベルです。

仕事に押しつぶされるまえに、いつでも退職できる準備をしておく必要があります。

そこで過去複数回の退職を乗り越えてきたベテラン退職者である筆者の経験から、退職の手順をまとめておきます。

 

 

 

完全退職マニュアル

①退職の決意を固める

②退職後の生活費と住まいを確保する

③上司に退職を告げる

④上司の引き止めを断る

⑤仕事を引き継ぐ

⑥有給を消化する

⑦退職達成!🥰

⑧健康保険と失業保険の手続きをする

以下、一つずつ解説していきます。

 

①退職の決意を固める😤

仕事を辞めたいという感情は、社会人であれば週一回くらいのペースで浮かんでくるでしょう。

しかし仕事を辞めたいと思うことと、実際に辞めることの間には大きな壁があります。

仕事を続けている間は「仕事を辞める」「仕事をやめない」という2つの選択肢がありますが、仕事をやめてしまえば同じポストに復職することは困難になります。

この点、職人系の仕事についている方やブラック企業最低賃金レベルの労働に苦しんでいる方は仕事を辞めるハードルが低いといえます。

仕事をやめたとしても、同じような仕事に再就職することが比較的かんたんだからです。

要するに退職のリスクが小さいのです。

一方新卒で伝統的な年功序列型の大企業に入社した方にとっては、会社を辞めるハードルは東京スカイツリー並みの高さに感じられます。

まさかこのブログを読んで退職を決意する方はいないでしょうが、念の為注意喚起すると新卒で大企業に入社した方※は退職カードを発動するのは最後の手段にしたほうがいいでしょう。

(※「もう二度と正社員には戻らない!FIREするぞFIREするぞFIREするぞ🔥🔥🔥」という方は何も気にする必要はありません。即辞表を提出しましょう)

社内の相談窓口や労働組合に相談したり、休職や配置転換を願い出るなどという手段もあります。

リスクの少ないカードを先に切っていったほうが得です。

なみのり」でも勝てるときに、わざわざ「ハイドロポンプ」を使う必要はありません。

 

②退職後の生活費と住まいを確保する

無職では賃貸住宅に入る審査が厳しくなります。

大家さんにとって、無職の入居希望は「私は家賃を滞納する可能性があります🙋」と言われているようなものです。

実家に戻る話をつけるか、格安賃貸住宅を契約しましょう。

今後引っ越しの予定がないのなら、150万円ハウスを拠点にした御厨氏のようにボロ戸建を購入するのもありです。

退職後あまりにも暇になったらDIYでボロ家をリフォームし、賃貸してなんちゃって戸建投資家になることもできます。

 

③上司に退職を告げる

退職に向けた最大のハードルです。

大抵の場合、退職の理由には「上司が怖い」「職場の人間関係がよくない」が含まれています。

退職を告げることは、職場の人間関係をさらに悪化させる可能性があります。

しかし、職場の人間関係というのはあくまで利害関係にすぎず、退職すればごく一部の人を除いて二度と合わなくなるポテトチップス並の薄い関係です。

 

④上司の引き止めを断る

大抵の場合、会社をやめようとすると引き止められます。

「いや辞めてほしくないなら普段から優しくしろよ😡」と思うのは当然ですが、少なくとも現段階で首になっていないということはいないよりはいるほうがましと判断されているということです。

仕事ができない人であっても、雑用や汚れ仕事、あるいはストレス解消のための人間サンドバッグなどなにかしらの役割はあります。

加えて部下が退職するということは上司にとってマイナス評価となることもあるため、一応形だけでも引き止めが行われます。

 

⑤仕事を引き継ぐ

ここまで来たら、もう引き返すことはできません。

すでにルビコン川を渡り、あるいは真珠湾に攻撃をかけた後です。

仕事をやめるとわかった途端急によそよそしくなる同僚たちの冷たい目🥶に気づかないふりをして、淡々と引き継ぎを進めましょう。

精神的に辛くてこれ以上一日たりとも仕事に行くことができないという場合は、精神科で診断書を書いてもらい、そのまま休職する手もあります。

この場合、退職までの引き継ぎという精神的針のむしろ行為をカットすることができます。

ただ会社にかなり迷惑をかけることになるため、同業界への転職を考えている場合は注意が必要です。

 

⑥有給を消化する

上司と調整し、なるべく有給は全消化したいものです。

ただブラック企業などでは現実的に有給の消化を認められない場合もあります。

引き継ぎの不十分さを業務放棄であるとし、ありとあらゆる手段で退職者をいじめ抜いたり、最悪のばあい損害賠償を請求しようとしてくるパターンもあるようです(筆者は流石にそこまでされたことはありません)。

 

⑦退職達成!🥰

おめでとうございます!

これで晴れて無職になることができました。

もう目覚まし時計も、満員電車も、休日出勤も、残業も、パワハラも、セクハラも、いじめも、クレームも、顧客と上司の板挟みも、胃の痛くなる会議もありません。

自由という何よりも貴重なものを手に入れた喜びを、全身全霊で噛み締めましょう。

 

⑧健康保険と失業保険の手続きをする🏥

健康保険については国民健康保険に入るか、前の会社の保険を任意継続するかという選択肢があります。

どちらが得になるかは人によって異なります。

筆者は基本的に退職後は国民健康保険でした。マイナ保険証に移行してからは、あのペラペラの紙切れのような国民健康保険ともお別れかと思うと少し感慨深い気持ちになります。

家族の了承が得られれば、扶養に入れてもらうという裏技もあります。

失業保険は無職の貴重な収入源です。

ハローワークに行って、給付の手続きをしてもらいましょう。

なお失業保険の受給要件として就職の意思と能力が必要ですから、ハローワークで「二度と働きたくないでござる😤」と宣言した場合はもらえません。

病気で就職できない場合も失業保険はもらえません。

ただし、うつ病などの疾患で退職し、就職に支障はあるが働けないわけではないという場合には就職困難者として通常よりも失業保険が多くもらえるパターンがあります。

筆者の場合、普通に退職すると失業保険は50〜60万円、うつ病を理由に退職した場合は180万円ほど頂けるようです。

または在職中に病気で休職し、そのまま出勤せずに退職した場合は傷病手当を退職した後も最長18ヶ月受給できます。

筆者はもはや健康だったころの自分が思い出せないレベルのベテラン精神病患者のため、このまま休職→退職すれば月20万円ほど傷病手当を頂けるようです。

月20万円✕18ヶ月=360万円でしかも非課税ですから、相当な金額です。

一ヶ月6万円生活であれば5年分の生活費になります。

何をどこまで病気とするかは、特に精神疾患の場合かなり曖昧です。

あまり大きな声では言えませんが、精神科の中には「物わかりの良い」お医者さん、要するに数分の診察で患者の言葉だけを根拠に精神疾患の診断書と薬を出してくれる場所も存在します。

筆者はもうすでに抗不安薬なしでは仕事ができない状態なので、傷病手当の受給は容易でしょう。

ただ、過去記事で書いたように筆者は最近自分のネガティブさや極度の人間ぎらいは「病気」ではなく、「生まれつきこういうタイプの人間」だからなのではないかと感じます。

もらえるものは何でももらっとけというのも合理的な判断ですが、①自己都合退職→失業保険②病気で退職→失業保険③病気で退職→傷病手当のどれを選ぶか微妙なところです。

 

おわりに ついに動き出す退職計画

仕事があまりにも辛くて、苦しくて、退職のことを考えているときしか心が休まりません。

筆者はこの先どうなるのでしょうか。

それは自分にもわかりません。

もしかすると次の月曜日から休職するかもしれないし、何食わぬ顔で働き続けているかもしれません。

とりあえず溜まった洗濯物を片付けて、おやつを買いに行こうと思います。

 

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