ハイドロポンプが当たらない

資産3000万円、生活費月7万円の貧乏リタイアを目指すブログです。

労働、この終わりなき日常

終わりなき日常に忙殺される筆者

 

今日も元気に休日出勤(無給)をこなしてきました。

PCの使い過ぎで手が腱鞘炎になり痛みます。

さらに最近左の膝に痛みを感じます。椅子に長時間座っているせいかもしれません。

そういえば、なんだか腰が痛いような気もします。

食事をすれば、歯と歯ぐきの間に物が挟まるようになってきました。

 

労働に殺される

人間の幸福に一番重要なものは健康です。

どう考えても、仕事よりお金より、他人からの評判より健康の方が大事なのです。

この分だと、明日も休日出勤しなければならないかもしれません。

最近朝ベッドの中で目を覚ますと、自分の脈がところどころ拍子を刻むラッパーのようなリズムで波打っているのを感じます。

疲れをカフェインでごまかしながら働いているので、体が悲鳴を上げているのかもしれません。

私はこのまま死ぬのでしょうか?💀👻

もちろんいずれは死ぬのですし、できれば苦しまずに逝きたいところですが、さすがに今死ぬのは困ります。

お迎えがくるのは、せめて会社を辞めてリタイア生活を満喫してからにしてほしいです。

 

鎮痛剤としてのセミリタイア

明らかに、労働が健康をむしばんでいます。

当初の計画であれば、もう会社を辞めるべき段階に入っています。

今後のセミリタイア計画 - ハイドロポンプが当たらない

お金もそれなりにたまりました。

筆者にとって、仕事のモチベーションは仕事を辞めるためのお金を貯めることでした。

しかしお金がたまったとしても仕事を辞められないのなら、何のためにつらい思いをして働いているのでしょうか?

これは明らかな倒錯です。

つまり、筆者は自分で「仕事を辞めるために働いている」と思い込んでいたのに、実際はまず最初に「仕事」という逃れがたい運命があり、その運命に意味を与えるために「セミリタイア」という幻想を握りしめていたことになります。

アニメ「とある魔術の禁書目録」の主人公であれば、「その幻想をぶち壊す!」といって筆者に鉄拳を食らわせるでしょう。

 

資本主義という無敵システム

「この筆者はアニメとポケモンしかたとえ話のネタがないのか」と思っているインテリ階級の読者に向けて、「資本主義リアリズム」という本の一節をご紹介します。

資本主義の終わりより、世界の終わりを想像する方がたやすい

——————マーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』

資本主義は現存する社会システムの中で最強の存在です。

資本主義の真の強さ、恐ろしさは資本主義に対抗するムーブメントをも飼いならし、取り込んでその一部にしてしまう点にあります。

セミリタイア・FIREというのは資本主義に対するアンチ活動のように思われがちですが、実際にやっていることは資本主義の純化されたものとみることもできます。

つまり、リタイア志望者は勤勉に労働し、無駄遣いせずお金を貯めます。

ためたお金は株式に投資し、利益も使わずに再投資します。

そして無事リタイアした後も節制に励み、株式市場に多額の資金を置いたままにして死んでいきます。

これは資本の蓄積と増殖を目指す、模範的な資本主義者そのものではないでしょうか?

蛇足ですが、本書の作者であるフィッシャーは2017年に40代で自死しています。

 

終わりに 仕事に行きたくないでござる

仕事を辞めるというのは口で言うだけなら簡単ですが、実際はかなり重いタスクです。

まず気まずい思いをしながら上司に辞めることを伝え、何人もの偉い人に辞める理由を根ほり葉ほり聞かれ、引き止められ、それを断るだけで精神的に消耗します。

さらに同僚からの「どうせコイツいなくなるしな・・・😒」という冷たいまなざしに耐えながら残りの業務を片付け、引継ぎもしなければなりません。

仕事で疲れ切っているときに、そんな特大タスクを処理する力はないのです。

もし仕事を辞めたいと思っている読者の方がいれば、完全に追い詰められる前に転職や退職の準備を進めておくことをお勧めします。

 

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