ハイドロポンプが当たらない

底辺リタイアを目指すブログです。

生まれてこなければよかった

生まれてこなければよかった。

うまれてこなければ、いじめられることも、見下されることも、怒られることもない。生まれてこなければ、さげすまれることも、利用されることも、怒られることも、殴られることも、死ねといわれることも、使えないと言われることも、気持ち悪いと言われることも、障害者と言われることも、役立たずと言われることも、死ぬまで働かされることも、病気になることもない。

生まれてこなければ、一切の苦しみを味合わずにすんだ。人生の全てが不幸せとは言わないが、幸せと不幸の数を比べれば後者が多いことは明らかだ。人生をかけて成し遂げたいこともなく、打ち込める趣味もなく、親しい家族や友人・恋人のいない場合、むしろ生きる理由を見つける方が難しい。

それでも、生まれてしまったからには生きて行かないといけない。そもそも生まれようと思って生まれてきた訳ではない以上、生きる意味を問うことは問いとして成り立っていない。生は存在の前提条件であって、意味を問う対象にはならない。生まれてこないという選択が不可能である以上、生まれてこなければよかったというのは現実がつらいという嘆きと同じもの以上にはならない。