ハイドロポンプが当たらない

底辺リタイアを目指すブログです。

【シーズン8・マスターボール級】すいすいカジリガメ

カジリガメを軸にした雨パーティの構築記事です。

 

【パーティ】

 以下のとおりです。使ってもらえると嬉しいです。

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【メンバー】

・カジリガメ(努力値AS)

 構築のエース。後で紹介するニョロトノに雨を降らしてもらい、雨下のアクアブレイクで高火力を押しつけます。

 現環境で雨エースとして有名なのはキングドラ、次点がルンパッパです。それぞれ強みと弱みがあるのですが、カジリカメの長所は高い攻撃、そして一貫性の高い岩技を一致で撃てることです。なお、ダイロックを撃つと天気がすなあらしになってしまいます。やむなし。とくぼうが1.5倍になる、タスキをつぶす等のメリットもあります。

 技構成は一致技2つに、ドヒドイデに打つじしん、つるぎのまいはダイウォールになるほか、耐久ポケモンの前で舞って突破します。

 

ニョロトノ努力値HBD)

 大昔からいる脱出ニョロトノカロス地方ではキングドラオムスターの相棒として、何百回もガルーラに殴られては脱出することを繰り返してきました。

 同じくあめふらしペリッパーに対する優位点は、4倍弱点がなく、特殊耐久が高いため一発で倒れないこと、アンコールとほろびのうたで積みポケモンに強いことです。逆に、アタッカーとしての性能はぼうふうを使えるペリッパーの方に分があります。

 雨下のねっとうは意外に火力が出ます。ハイドロポンプは肝心なときに当たらないので、ねっとうかなみのり推奨です。

 

・ゴリランダー(努力値HA)

 とくせい「グラスメイカー」を取得して、一気に環境の中心に躍り出たゴリラ。こだわりハチマキを持つことで、並耐久の相手であれば確定1発にできるだけの火力があります。

 草技は半減が多いですが、現環境ではエースバーンの対策として水タイプ、トゲキッスギャラドスの対策として岩・電気タイプが多いこと、鋼タイプの主流がドリュウズであることから、通りは底まで悪くないです。

 グラススライダー、はたきおとす以外の技構成はいろいろあります。対面操作ができるとんぼがえり、壁構築の邪魔をするかわらわりを搭載しています。ハチマキ型であればウッドハンマー搭載もありだと思います。

 

・エースバーン(努力値AS)

 ゴリランダーとともに、夢とくせいの解禁によりトップメタと化したサッカー選手。全世代で「へんげんじざい」を活用して活躍したゲッコウガと同じようなスピード、技範囲に加え、ダイジェットによるすばやさ上昇、高火力な格闘技、特殊型の存在により極めてタイプ受けの難しいポケモンです。

 いのちのたまをカジリガメに取られたため、耐久不安をカバーするきあいのタスキを装備。しねんのずつきドヒドイデに撃ちます。ドヒドイデはエースバーンを止められる数少ないポケモンの一匹ですが、しねんのずつき、エレキボールの存在により必ずしも安定しないというのがこのポケモンの恐ろしさを表しています。

 

・ポリゴン2(努力値HB)

 その圧倒的な堅さと、じこさいせいの使い手として5世代から恐れられてきた耐久ポケモン

 しんかのきせきを持つことにより、ぼうぎょ・とくぼうともに破格の数値を誇り、一致弱点であっても一撃で落とされることはまずありません。とくこうも以外と高く、ポリゴン2に確定2発をとれない相手に繰り出し、追加効果の優秀なトライアタックやほうでんで負担をかけていきます。

 特性はいかく等をコピーできるトレース。ダウンロード、アナライズも十分実用的です。ダウンロードは最近対策(BDの数値が同じ場合、努力値をDに4振りする)が広まってきたと感じます。

 

・ドラパルト(努力値AS)

  先発要員。今作の600族。ストーリーではダンデの手持ちとして登場しました。

 すばやさが非常に高く、スカーフを除くと環境最速のポケモンと言えます。すばやさ上昇の正確であれば、えらがみでなにもかも破壊してくるスカーフウオノラゴンの上から攻撃できます。

 補助技も優秀で、ひかりのかべや、鬼火、バトンタッチ等起点作成もこなせます。今回は、みがわり+おにびで耐久ポケモンや物理ポケモンを流せる構成になっています。 

 努力値はASですが、ドラゴンアローと、ゴースト技はシャドーダイブではなくたたりめを採用しています。物理受けと対峙することが多いこと、やけど状態ではシャドーダイブと遜色ない火力がでることが理由です。

 

【選出】

・基本選出

 ゴリランダー+ニョロトノ+カジリガメ

 半分以上はこの選出でした。

 初手にゴリランダーを繰り出し、一発攻撃を耐えそうであればとりあえずはたきおとすかグラススライダーを打ちます。

 ゴリランダーが落とされそうになったところでニョロトノを投げ、脱出ボタンが発動しすぐさまカジリガメと交代、上から攻撃して全抜きを狙います。

 雨ターンが切れたら、再びニョロトノを繰り出してカジリカメのお膳立てを行います。勝つにせよ負けるにせよ、2サイクルで勝負がつくことがほとんどです。

 ゴリランダーは初手にダイジェットを撃ってくる相手(エースバーン、トゲキッスギャラドス)と不幸にも対面してしまうことが多いですが、ニョロトノ交代→カジリガメダイロックで問題なく処理できます。この場合、相手のエースを処理し、かつこちらはダイマックス状態のカジリがメが残っているため、有利に試合を進めることができます。

 

・裏選出

 ドラパルト+エースバーン+ゴリランダーORポリゴン2

 カジリカメが突破できない相手(ゴリランダー、れんげきウーラオス)がいる場合の選出。この場合、ダイマックスはエースバーンに切ることが多いです。エースバーンをいかに通すかという展開になってきます。

 ドラパルトは物理アタッカーと対面したときはおにび、耐久ポケモンと対面したときはみがわりから入ります。

 エースバーンは火力アップアイテムを持っていないので火力不足です。たつじんのおび等のアイテムを持たせた方がいいかもしれません。

 

【苦手な相手】

・ゴリランダー

 カジリカメはグラススライダーが4倍弱点のため、たとえダイマックスしていたとしてもどうにもなりません。ゴリランダーがいた瞬間に裏選出が確定します。このポケモンの存在が、カジリカメが使用率でキングドラに水をあけられている一因と言えるでしょう。

 裏を返せば、ゴリランダーがいればまず選出されるため、エースバーンの起点にできます。

・ウーラオス(れんげき)

 追加DLで初登場した順伝説。みず・いわの両方を半減します。選出段階でいちげきとの見分けがつけばいいのですが、残念ながら見分ける方法はなく、リザードン検定ならぬウーラオス検定を強要されます。

 

【おわりに】

 雨パを使ってみたい方の参考になれば幸いです。カジリガメはダイジェットを撃つポケモンに切り返すことが得意で、ゴリランダーさえどうにかすればかなり楽しいポケモンだと思います。